コストダウンの知恵 〜土地&プランニング編

 

経済的土地とプラン1.jpg

 

 

◆全体を均等にコストダウンをしない

家づくりに対する費用は、できるだけ抑えたいと誰もが願う事ですが、しかしながら、何もかも最低ランクのヤスモノの材料を使い、使用する材料そのものの量を通常より減らしたり、人件費までも削ったり、工期を圧縮させたりしてとにかくなんでも安く≠ウえ建てればいいという会社もあり、コストダウン≠ニ安く建てる家≠ローコスト≠ニいう言葉ひとつで混同される方も多いものですが、特にとにかく安く建てる家を建てた場合、こだわりも性能などにも全く無関心な家なので、住む人にとってヤスカロウワルカロウであり、満足度が高まるはずがないという事は、これから家づくりを始める方でも想像ができるかと思います。

 

エコ3.jpg本当の意味でのコストダウンをした経済的な家づくりというのは、安全であり快適であり、基本性能をクリアして、住み人のコダワリ≠熨gみ入れつつ、割り切るところはしっかり節約して、コスト配分に関してメリハリをつけなければいけません。

 

とにかく安く建てる家というのは、何もかも均等にコストを削ると誤解されているので、是非ともこれをお読みの方は、このメリハリ≠意識してほしいと願います。

 

そんなことからも、安全や性能に関わる部分である地盤や基礎や構造や防水、断熱などに関してのコスト削減は避けた方がいいです。もちろんプロ側からの提案によるところが多いのですが、過剰性能や過剰設備=オーバースペックすぎるないのかもしっかりと考慮すべきであります。

 

また、新築の際にはとかくイニシャルコスト(はじめにかかる費用)に気をとられがちですが、ランニングコスト(運転&維持のための費用)もしっかりと考慮すべきで、ガス代、電気代、将来の修理費用などがこれにあたります。


外付けロールスクリーン.jpgよくあるケースが、できるだけ明るくと希望されて、大きな窓や天窓を設置されますが、冬の日差しはいいですが、夏に恐ろしい熱が家に入りこむ事になります。だからといって、ガラスをLOW-Eガラスにすれば、冬の日差しまでも遮らなければいけませんので、それらを含め、使用するガラスも考慮し、陽当たりや風通しなどにも配慮した家づくりをしなければ、冷暖房費用がかさむ=ランニングコストがかかる家となってしまいますので注意しましょう。

 

ということで、次からご紹介するような様々アイデアなどを考慮して、コストカットできる部分と、してはいけない部分も熟考して無駄を省くことを意識されて、是非とも費用の面でも満足のできる経済的に高性能な家をつくることを実現させてほしいと願います。


参考 三協アルミ外付けロールスクリーン 

 

◆土地についてのコストダウンの方法

一般に相場より安く出回っている土地などは、カタチで言えば、変形地や狭小間口の家、旗竿地などであり、擁壁などの費用がかかる土地や給排水管が完備されていなかったり、解体費用などにコストや手間がかかる物件や大阪市内でよくある長屋のようにそもそも解体が可能である物件なのかを確認しなければいけない物件があったりします。

  

バル 採光.jpgでも、例えば、旗竿地であっても、地盤はしっかりしているのに住宅に囲まれているという事で印象が悪いというだけの土地などは、お買い得であるとも言え、このような土地の場合は、しっかりと採光なども考慮されたプランができる設計者を見つけて家づくりをするように心掛けてくださいませ。

 

逆に一般の土地より工事のコストアップするケースは多いもので、例えば、スムーズに資材の搬入経路ができない土地であったりした場合であり、工事する場所まで、そもそも車が寄せ付けることができないケースもあったりする場合です。これは土地の高低差があっても同じことがいえますので、いくら土地が安くても、このようなケースでは、工事費で費用がかさむといえますのでよく考慮しましょう。

 

 

◆建物のカタチはシンプルにしましょう

家のカタチは、シンプルな箱型にして、外壁や屋根の表面積を最小にする事を意識すれば、その部分にまつわる面積が減るという事は別のページでもお伝えしておりますが、こちらでもご参考例をあげておきますが、下記の図をご覧ください。


カタチ違い外壁.jpg

 

上も下もマスの数は64ですが、外の部分の辺の長さは、36:32となります。つまり、同じ面積の家であっても、複雑な家は、外壁の長さが長くなるし、出隅も入隅も多くなりそれらの分、材料が増えることになります。また構造的にも不安定な家になりがちなので、これらの事を考慮するとカタチはシンプルな方がメリットが多くなります。

 


◆塀や門扉のないオープンな外構工事にしましょう

日本の場合、民家を除き、プライバシーや防犯などの面から門や塀を造るのが一般的とされていましたが、敷地が狭くなる∞視界も狭くなる∞風通しも悪くなる∞ガレージの屋根暗くなった≠ネどの理由からも、最近ではオープンな外構工事が多かったりします。

同時に門や塀を設けないことでまとまったコストの低減が可能となります。海外の家や日本でも田舎の庭は、オープンが主流である事はお伝えするまでもありません。


海外.jpg


◆共有部分をできるだけ省く

できるだけ面積を減らす。これがコストダウンの基本であります。例えば、廊下や玄関ホール。人が通るだけのスペースは省いても生活になんの支障もないものも多いものですので、玄関から直接リビングに入るスペースにすれば、その部分を減らすことができます。それに伴い、それらの部屋に面する壁の構造体や仕上げなどまでも減る事につながります。

 

よって、生活に支障のない無駄な部分を省いて家を小さくすれば、効率よくて様々な点からもコストダウンになります。(下記は過去の事例のOさんの家)

 

玄関ホールなし.jpg


◆部屋数を減らしましょう!

小さな部屋をつくるのはもう事例が少なくなり、最近多いのは、大きな部屋をつくって、家具で間仕切るなどフレキシブルな空間づくりは、実はコストダウンにも役立っています。

 

部屋が多いという事は、別のページでも書いておりますように壁を作るための構造体や表裏の仕上げやそれらの手間代が必要となります。子供部屋がそのまま巣立っても子供部屋のままではなく、将来、その子供部屋も子供が家庭を持って、お孫さんを連れて帰省した際でも、気軽に泊まれる空間に変化ができるように考えておきたいものです。


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