経済的で無駄のない家づくり 〜プラン編

 

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こちらのページでは、経済的で無駄のない家づくり〜プラン編〜をお伝えします。

 

まだプランづくりをされていない方には、少しは参考になるかと思いますが、しかしながら、この話をするためにいいプラン≠ニ悪いプラン≠用意する事が大変でしたが、早速ですが、まずこのプランを見てください。

 

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建坪30坪でよく見かけるような感じのプランで、夫婦の寝室がありますし、子供部屋も2つできますが、でも、このプランですが、なんとなく、少し無駄が多いと感じませんか?


そうなんです!実はこれ、廊下の部分の面積が多いんです。アプローチから東の子供部屋までいくのになんと16ピッチ(1P=910または1m)を通らないといけませんが、では その共用部分がいくらあるか 次の図面で見てみましょう!


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玄関・廊下・階段含めて6.5坪。つまり、あまり皆さんこの点を意識したり、深く考えることはないのですが、なんと総面積の21%も占めていることになりますが、いかがですか?思ったより多くないですか?通路として利用するだけの空間が多くの面積が奪われています。

 

では、次に同じ部屋数のプランで住宅営業マンや不動産会社によく見るいかにもプロではないアマチュアの設計者にありがちなとっても不細工な間取りを見てみましょう!



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一応、これでも部屋数は同じで、建て坪数は21坪ですが、先ほどよりも9坪も減ってますから、その点は優秀といえるのでしょうか?


しかしながら、リビングでテレビをどこに置くのでしょうか?収納もほとんどありませんし、生活感が想像できないプランとなっておりますが、これが、いわゆる見かけはプロでも、設計やプランニングに関しては、素人ではないがプロでもないアマチュアが作ったプラン又は広告ツール用と言え、このようなプランは、ローコスト系の広告掲載やプラン集に実に多いものとなっており、収納スペースなくして少しでも広く見せているプランですが、そりゃそうです!収納なくせば、なにかとコストも下がるのはあたりまえですが、こちらのプランでも、共有部分が5.25坪もあり、その占める割合が25%となっています。


では、気持ち悪いので幾分か、まだスッキリしたプランを見てもらいましょう!

 

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もちろん部屋数は、同じで、これで24坪ですが、いかがでしょうか?各部屋に収納もあり、なんとなく先ほどよりスッキリしてませんか?ただ現実的なオハナシをしますと、実際には2階の通風が悪いなどの懸念材料はありますが、ここでは、面積の割合だけのハナシとして見てください。

 
では、共有部分を調べてみましょう!

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玄関・廊下・階段含めて4.75坪となり、つまり20%切れていますが、実は、このあたりをほんの少しでも意識するかしないかで、各部屋の大きさや有効なスペースが、かなり変わってきますが、これらがプランの出来・不出来につながり、それが価格にも影響しますし、プランづくりに関して素人である点を考えれば、家は大きければ良い!というものでもないということにも繋がっていきます。

 

もう一度言いますが、共有部分であってもそれらの部分は坪単価が全てかかります。仮にその費用が、1坪あたり50万としても、2坪で100万!人が通るだけで隣の部屋に行くだけの廊下などなのにそこの部分が100万円もかかる!という発想でプランを意識してほしいですし、不経済につながるという事をこれをお読みの方は理解してほしいと心から思っております。


無駄が多い35坪プランより、無駄のない30坪の方が経済的でゆとりもあったりするということです。他のページでも書きましたが、昔「日本の家は小さい!」とか「うさぎ小屋」など色々と揶揄されたことがありましたが、基本的に日本の家は、小さくても色々と兼ねるようにできていていました。テレビドラマなどでも、時折、昭和の時代の家がよく出てきますが、あのように家族が食事する場所と応接と昼寝をする場所などが全て同じ部屋で兼ねられていたのです。

 

襖.jpgしかも、和室の間の襖を外すと隣の部屋と大広間になることなどで引き戸の襖が大活躍していて、寝る時に布団を出して、ご飯食べるときに布団をしまう!ということで、私も昔の長屋ではそんな生活を日常してましたが、生活そのものが洋風化されることで、大きなソファに座ってテレビを見るということやベッドを1年中置くための部屋が必要となったり、そもそも昔の家は、最低限度の家具しか置かなかったのにそれらの家具などで部屋のスペースなどが侵されることになります。

 

それらにより“小さい”という考えになり、家を大きく望むようになるのですが、いくら平均坪数が大きくなっても、昔の日本の田舎の家の大きさとのゆったり感が違うのもこのような事からでしょうから、是非とも、皆さんが大きな家を望むのは良いのですが、本当にその大きさが必要ですか?という事をあらてめて考えていただき、法的になんでもかんでも、建ぺい率や容積率ぎりぎり一杯に建てるという発想ではなく、自分たちが本当に必要な大きさを考えた家を建ててほしいと思います。

  
あこがれの大きなソファーを置いても、時間がたてば、結局は、ソファーを背もたれにして座るという日本人は、あの大きな場所を占拠するソファーの生活などを含め、もう一度生活を見直し、色々兼ねることができる和室などを見直すべきだと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

 

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