コストダウンの知恵 〜収納&造作家具編

 

収納は家具工事より大工工事が割安

 

12111403.jpg家づくりを計画する際に特に建築家が好む方法として、隙間があればすぐに造作家具を図面に書きこむ方が多いものですが、建物と一体させる収納家具などはスキマのスペースなどを埋める役割もあるし、塗装などをすると統一性も出るのでメリットといえばメリットなのですが、ただし、コストを無視すればのハナシであります。

 

すなわち、この造作家具を家具工事とするか大工工事とするかでコストが大幅に違ってきます。もちろん細部にわたる造りはラフではありますが、家具工事より大工工事の方が工事単価は、コストは安価ですので、シンプルなデザインで構造が単純な造作工事なのであれば、大工工事にした方がコストダウンになるという理屈でありますが、特殊な仕上げを要求すると大工工事ではかえって高額になる場合もありますので、そのあたりのバランスをしっかり考慮される必要があります。


__sozai__/0022499.png収納は扉なしのオープンにすると安くなる


収納されるものを扉のないオープン棚にして見せる収納≠ノするとコストが違ってきます。扉の他に引き出しも注意が必要で、この扉の製作や引き出しに手間とコストがかかるので、それを希望する場合は、造作家具工事の方がオサマリがいい≠ニ言えます。

 

そこで最近皆さんがよくやる方法は、雑貨店などで籠やボックスを買ってそれを棚に納めるという方法で、細かいものまで整理ができ、色や素材などを統一すれば見た目もきれいでもあり、コーディネートされます。決まっているサイズのモノを買うのであれば、固定の棚でもいいのですが、決まっていない場合がほとんどですので、その置く棚が稼働できるようにしておいてもらう方がいいでしょう。


__sozai__/0022499.png集中収納にするとコスト低減できます。


部屋ごとに収納をつくるとそれなりにスペースも必要となり、扉も必要となるのでWIC(ウォークインクローゼット)のようにできるだけひとつの部屋に集中されるほうが、コストの節約につながります。棚なども大工工事で済ませるとなおさら。その棚に市販の収納ケースなどを使用すれば、すっきりと納める事もできます。

 

また玄関やキッチン周りの棚についても、シューズクローゼットやパントリーという考えにすれば、使い勝手もよくコストも低減できる場合が多いです。

 



__sozai__/0011787.pngでは、これまでに建てられた方の実例を見てみましょう


TTIS邸.jpg

大阪市住之江区のTさんの家のリビングの収納ですが、市販のコロコロ付きの収納BOXに合わせて大工さんがつくっていただいた棚で、上の2段の棚は、もちろん大工さんがとりつけたものですが、シンプルな仕上げとなっています。


 


 

Kさん棚.jpg

京都市内で工事をしたKさんの家は、壁一面に本棚を造作しましたが、使用した材料はコストの事もあってツーバイ材でそれを塗装していい感じになっています。

 

 

 

 

IさんのWIC.jpg

大阪市天王寺区にお住まいのIさんの家のWICは、棚も使い勝手のいいように可動式や固定式を独自に決めておられますので、棚下にパイプなどもあるのでハンガーなどをひっかっける事もできます。




 

 

 

 

 

 

堺Iさん (2).jpg

堺市にお住まいのIZさんの住まいの下駄箱は、とにかく至ってシンプルに仕上げました。

 

ちなみに右の棚は、陶芸の作品を飾るための棚です。

 

 

 

 

 

 

 

 

堺Iさん.jpg

同じく堺市のIZさんの家にある作業台ですが、元々親御さんが仕事で使っていた机を研磨して再利用しておりますが、とってもいい味わいが出ております。

 

 

 

 

 

Nさんの収納.jpg

大阪府にお住まいのNさんのお住まいのこのキッチン背面の収納は、実はシステムキッチンではなく、既製品を大工さんが上手におさめてくれましたが、まるで一体のシステムキッチンです。

 

他にイケアの洗面や信楽焼の手洗いなどを利用される方もおられます。

 

 

いかがですか?


これらは全て、施主さんが一緒に家づくりに参加されて経済的で無駄のない楽しい家づくりを意識されています。