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〜次第に完成させる家づくりの考え方〜

 

住宅はお金さえかければ、どなたでも良いもの≠ェできるというわけではありません。いたずらにお金をかけたからと言って満足度が急激に高まるわけでもありません。本当に必要とするならば、そこはしっかりとお金をかけるべきですが今すぐに必要でないものまでかける必要はないのです。

 

そのためにはまずは発注者で住まい手でもある皆さんの意識改革も必要といえますが、家を建てることを職としない限り、さほど経験することではなく、賃貸でない限りそう簡単に建て替えや住み替えができるわけでもありません。


だからこそ、できるだけお金をかけてやれることはやったほうがいい!と思っていませんか? 家を建てるプロたちがそう言っているからそのほうがいいだろうと思いこんでいる人が多いものです。

 

そこで忘れてはいけないのが、つくり手は同時に売り手でもあるから彼らの立場から発する言葉を鵜呑みにして振り回されてはいけません。言われるまま受け入れるといくらでも予算は高くなっていきます。


家族05.jpg家づくりというのは、いきなり無理をしてはだめです。家族の変化に合わせて変えていけばいいのです。家ができる時に今必要なものがそろっていたら良し!と考えるようにしましょう。

 

例えば、1階に和室を今すぐ作らずに、将来万が一の際に和室が増築できるように考えておくなど必要なものを必要な時に付け加えるとか、ゆとりができたらプラスしていこう!という気持ちぐらいでいいと思います。

 

子供室は、しばらくは物置にするので内装仕上げはしなくていいや!とか、扉も今は不要であるとか、収納の扉も今はカーテンでしておいて、やはり必要である!と感じたならあとでつけてもらえばいいのです。

 
外構工事を含め、家が完成するときにMAX100と考えないで10−20年かけて次第に家が完成していくという考えをしてその期間も楽しみましょう。そうすれば、きっと家づくりそのものや今の生活にもゆとりや余裕が出るでしょう。
 

最初からできるだけ完璧に!と思ってMAX100で完成させて生活してしまえば、この扉はほとんど使わないで開けっ放しのままなどこれ使わない!≠ニか、もっとこうしておけばよかった・・・とか使い勝手が悪いこともあるかもしれません。
 

しかしながら骨組みであるスケルトン部分のプランや基礎や構造は、それらの変化に対応できるものを選んでおかなければなりません。大は小を兼ねるで比較的簡単に間取りが変更できるようにとかインフィル部となる設備機器の交換もしやすいとかメンテナンスに関して配慮しておいたほうがいいという考えになるわけです。
 

家族構成は、年齢とともに必ず変化しますので、その変化にあわせて段階的に住まいも成長させていき、快適さを維持して、今は無理なく建てることで生活のゆとりを持ってほしいと思います。

 

イメージ01.jpg住まいづくりというのは、最初はまさしく白いキャンバスからはじまり、家具が入り、人が入り、木も育ち、所々傷もでき、家族数にも変化があったりしながら色づいていくものです。

 

住みながらでもリフォームなら工事が可能ですし、ちょっとした事ならDIYで自分たちですることも素敵です。


 将来 必要になるかもしれないから・・・

という事で本当に必要になるかどうかもわからない空間を今すぐに作る必要はないのです。それがもし水まわりであるならすぐ設置できるように配管だけをしてもらっておけばいいのです。

家づくりのサポートをはじめた最初の頃、親と同居しなければならいかもなので…といわれていたお客さまは、10年後にご訪問したら、部屋を作らなくてよかった。子供の部屋が空いたので万が一の時は、そちらに住んでもらうと言われていましたが、おそらく建築家やハウスメーカーや工務店にご相談していたら、その時積極的に部屋を造っていたでしょう。
 

少しでも、多くの利益や売上げ額の目標がある方々なのでそれは仕方がないことだとは思いますが、だからこそ住まい手となる皆さんの立場で、しっかり考えてアドバイスしてくれる相手を見つけて家づくりを進めるようにしてください

それが経済的にできる家づくりの最初の一歩かもしれません。



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